現在非常勤講師として教壇に立っているMさん。何年か資格専門の某予備校へ通っているが授業に限界を感じ、何とかしたいとホームページを見てこの教室へやってきたとの事。受験日まで数か月と期間がとても短かったので、彼の為に受験当日までの綿密なレッスン計画を立てました。ただ、現役の教師なので授業の準備や学校の行事でなかなか勉強が進まず、本人も焦りが先立ち落ち着かず、最初は何か特別な”王道”を見つけようとばかりしていました。しかし残念ながら、受験では出題範囲が広いので、基本に基づいた応用力が不可欠です。例えば、お料理をする時、お醤油やお砂糖、お塩、お酢など基本的な調味料の味を知っていれば、それらが組み合わさった時のイメージがわくように、音楽でもリズムや音程を見てメロディーのイメージが出来ればおおまかな曲のイメージがつかむことができて、大いに解答率を上げることができるでしょう。そのためには、急がな回れ、焦る気持ちを落ち着かせ、ト音記号の書き方から勉強することを必然だと思ってもらわないといけません本当に大変でした。彼は、すでに教師という立場にいるので、合格するかどうかだけでなく、勉強したことを実際に活用し生徒へ教えなければいません。理解できるまで、進んでは戻りを繰り返し、完全とは言えませんが、短い期間によくがんばりました!結果、見事に合格!しかも自己採点ですが、全問正解だったそうです!!!
以前、他の受験生が合格した時も書いたのですが、色んなことをしないといけない、また1点がとて大きな意味を持つ受験において、一つの教科でも全問正解できるというのはどんなに心強く、また将来への自信にも大いに繋がっていくことでしょうか!今回も大変でしたが、無事合格出来て本当に良かったです。ただ、勉強期間が短く粗削りな部分があるもの否めません。これからの長い教師生活の為にも、もう少し一緒に勉強していきましょうね!